← 記事一覧

Michikake(満ち欠け)とは?——幸せの「現在地」を測る無料診断の考え方

2026年9月4日

先に答えを置きます。

Michikake(満ち欠け)とは、幸福を点数で採点せず、「いまの自分がどこにいるか」を映す無料の自己診断です。

74問・約8分。登録は不要。点数も偏差値も、他人との比較順位も出しません。

この記事では、その考え方の全体をお話しします。

なぜ「点数をつけない」のか

理由は単純で、幸せの形は人によって違い、そこに良い悪いがないからです。

家族と過ごす時間が何よりの人がいます。自分で決められる毎日が何よりの人がいます。腕を磨くことが、学び続けることが、誰かの役に立つことが——それぞれに、何よりの人がいる。

このどれが上ということはありません。にもかかわらず、合計点にした瞬間、形の違いだったものが「高い/低い」の一本の線に並べ替えられてしまいます。

だからMichikakeは、順位ではなく位置を返します。

2つの軸で測る

軸1:幸せの6つの階(いま、どの段にいるか)

心理学者アブラハム・マズローは、有名な「欲求5段階説」の人です。しかし彼は亡くなる前年(1969年)に、5段目の自己実現の上に、もう一段を置きました。「自己超越」と呼ばれる段で、教科書のピラミッドには、たいてい載っていません。

これをもとに整理したのが、6つの階です。

階この階を生きる実感
1. 生理的欲求の階生きることそのものが、いまの仕事になっている
2. 安全の階お金・仕事・関係のどれかが、嵐の中にある
3. 所属と愛の階大きな問題はない。でも不安や孤独が消えない
4. 承認の階人の目と評価が、頑張りの燃料になっている
5. 自己実現の階自分の物差しで、自分のために進めている
6. 自己超越の階「自分のため」と「誰かのため」の線が引けなくなっている

幸福論の5段階の地図——レベル4と5の違いは、頑張りの量ではなく矢印の向き

この階は、値打ちの順位ではありません。 1階の人が2階の人より劣る、ということは一切ありません。階は動きます。私自身、かつては3階にいて、いまは6階のあたりにいます。測っているのは「いまどこにいるか」であって、「あなたがどれくらい立派か」ではありません。

軸2:満ち欠け(いま、ここを味わえているか)

もうひとつの軸が、ブランド名にもなっている「満ち欠け」です。

こちらは階とはまったく別のものを測ります。いま目の前にあるものに、気づけているかどうかです。

  • 満月:近くにある幸せに、気づけている
  • 半月:気づける日と、素通りしてしまう日がある
  • 新月:いまは見えにくい

満月・半月・新月——3つの位相

なぜこれを測るのか。人が不幸を感じるのは、たいてい過去か未来を見ているときだからです。

ハーバード大学のキリングスワースとギルバートが2010年に発表した調査(約2,250人)によると、人は起きている時間の約47%を、目の前のこと以外を考えて過ごしている。そして、心がさまよっているとき、人の幸福感は低い。しかも、何をしているか(活動の種類)より、心がさまよっているかどうかのほうが、幸福感をよく説明していました。

新月は欠陥ではありません。 月に新月があるように、これは位相です。位相なら、また満ちます。

2つの軸は、独立している

ここがMichikakeの肝です。階と満ち欠けは、掛け合わせません。

低い階でも満月の人がいます。 嵐の中にいながら、目の前のことを笑って味わえている人は確かにいる。 高い階でも新月の人がいます。 誰かのために動き続けて、自分の回復を後回しにしている人です。

合計点にしてしまうと、この違いが消えます。だから2つのまま返します。

結果は「21体のツカイ」で返る

Michikakeの結果は、数字ではなくキャラクター1体です。21体の「ツカイ(神の使い)」のいずれかが、いまのあなたを表します。

  • 〈焚き火の狼〉 — 目の前の家族を守り、照らす人
  • 〈招きの猫〉 — 自分で決められることが、何よりの幸せの人
  • 〈月やすみの兎〉 — いまは、休むことが仕事の人
  • 〈甲羅の亀〉 — 心を守るために、少し構えている人

21体のツカイのうち、〈焚き火の狼〉と〈招きの猫〉

動物は、私たちが勝手に選んだわけではありません。日本の信仰が先に選んでいたものです。稲荷の狐、春日の鹿、大黒天の鼠、銭洗弁財天の白蛇——それぞれに由緒があり、図鑑ページにすべて明記しています。

なぜキャラクターなのか。「私は72点でした」より「私は〈狼〉でした」のほうが、自分が何を大切に生きているかが伝わるからです。点数は比べるための言葉ですが、名前は語るための言葉です。

Michikakeが、やろうとしていること

つくっている目的は、2つだけです。

ひとつは、身近にある幸せに気づいていない人が、気づくこと。

すでに手の中にあるのに、見えていないものがあります。慣れてしまったからです。それを「満ち欠け」という軸で映します。

もうひとつは、幸せに向かえていないなら、向かう方向がそれていることに気づくこと。

お金、見た目、人からの評価、自己満足。それらに向かうこと自体は悪くありません。土台としては必要ですらあります。ただ、そこだけを向いていると、どれだけ頑張っても満たされにくい。

だから、ときどき問い直すきっかけになればと思っています。与えること、愛すること。そして、自分にとっての幸せは、そもそも何だったか。

測らないもの

はっきりさせておきます。Michikakeは次のものを測りません。

  • 魂の格、人としての優劣
  • 他人と比べた順位、偏差値
  • 「あなたは何点」という採点

占いでもスピリチュアルでもありません。回答から決まった手順で計算しているだけで、根拠にした研究はすべて出典つきで公開しています(なぜ、こう測るのか)。

受けてみる

74問・約8分。無料・登録不要です。無料の診断の回答は、あなたの端末の中だけで計算され、サーバーには送られません。

診断をはじめる(約8分・無料)

結果が出たら、友だちや恋人と見せ合ってみてください。ツカイどうしには相性があり、「あなたは何のツカイだった?」から、ふだんは話さない話がはじまります。

あなたの幸せの現在地を診断する(約8分・無料)

登録不要・点数も偏差値も出しません